TDWの照明火災事故から学ぶこと
今日は辛口!サロン経営において他人事ではない事故が起こりました。なのでちょっと真面目にライティングコーディネーターとして照明についてお話ししたいと思います。
素敵な照明✨私も大好きです。
現在開催中の東京デザイナーズウィークの展示物から発火して火災、中で遊んでいた幼い男の子が亡くなるという痛ましい事故がありました。
火災の原因は内部に設置されていた電球。電球が発する熱がおがくずで放出されずに発火したと考えられています。
気になる方はニュース検索してみて下さい。
原因は白熱球でした。LEDだったら、と思うかもしれません。白熱球と違い触ってもあまり熱くないですものね。しかしホテルなどで、
「照明器具にタオルなどをのせないでください」
と書いてあるのを見かけたことがあるかと思います。
タオルなどで照明器具の放熱を妨げると火災の原因になる「可能性」を知っているから対策を徹底的にしている。安心安全がホテルの使命だからです。
LED電球の取扱説明書には、従来の白熱灯よりも放出熱量は小さいのですが、取り扱いについての使い方はきちんと掲載されています。
あなたのサロンは大丈夫ですか?
布やカーテンなのでLEDだから大丈夫とかぶせていませんか?
私はサロンプロデュースの経験上、ものが多くて散らかっているのを隠すのに布やカーテンを多用しているサロンがたくさんあるのを存じております。
照度を調節するのに布をかぶせているサロンを見かけたこともあります。これは本当に危険です。
もし、トリートメント中に火災が起きた場合、お客様はほぼ裸の状態で逃げなくてはなりません。
ものが増えて、散らかりがちになるのでサロン内の点検をクセにしましょう。もし火災が起きたときに走って逃げる際にサロン内に物が多く、邪魔なものが多いと逃げ遅れる可能性にもなります。
事故等でのお客様の怪我等の責任はあなたになりますから、サロン経営においてその可能性はできるだけ排除しなくてはならないのです。
私たちがサロン経営で1番意識しなくてはならない安全管理です。ぜひ、サロン内を一度チェックしてみて下さいね。
素敵な照明は心を癒します✨きちんと扱いましょうね☺️
今回の事故の原因は
承認欲求からのエゴ
もあると思います。
今回の事故は建築に関わる人間ならば事故の可能性を示唆できる内容でした。なぜならば、その道のプロ、またその道を目指す学生なのだから、一般の人たちより詳しく、指し示す立場でなくてはならないと私は考えます。
年々規模が巨大化しているTDWは私が学生の頃とは違い、美術・芸術・アート・建築の大イベントに成長しました。
この分野は関わっているからといって誰でも稼げる分野ではありません。だからこそこのイベントは彼らにとって絶好のPRの場なのです。
それを、「作品が600点以上あってチェック出来ない」と責任者がTVでコメントしていました。会社の代表取締役としてはあるまじき発言です。
手に負えないレベルならやめるべきです。開催するなら「品質・安全」は主催者は徹底的にやることです。デザイン優先というコメントは、あーやっぱりデザイナーってのはダメだね…と思われてしまう残念な発言でした。
「責任者」はプレイヤーと言うより管理者なのです。サロン経営も同じ。
私もTDWに関する出展や仕事をしている知人も多数おります。華やかなこのイベントに参戦できることを多数の方が誇りに思っていることも存じております。来年は安全管理のもと開催できることをお祈りしております。
技術×空間×接客=レバレッジ経営 / デザインラボ ルナソル 熊手えり
来年発売予定の超接客術『華鳳風月(かちょうふうげつ)』は一般のコンサルティングのように単に机上の空論での話ではなく、私のインテリアコーディネーターとサロンブランディングプロデューサーとしての経験と失敗を活かし、自分自分で実証して結果の出た方法をシンプルに伝える本です。お客様との関係が円滑になるとコース・商品がどんどん売れてくる。接客=センス、とあきらめていた人にもレバレッジ経営が実践できる本です。売上が好調ですとサロンワークがもっともっと楽しくなりますよ。7セミナーでもサテライトでご紹介していますのでお楽しみに!
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